最近「アドラー心理学の嫌われる勇気」が大ヒットしていますね。本はもちろんベストセラーですし、テレビドラマ化もされていて、私の妻も録画してまで見ています(笑)
さてこの「アドラー心理学ブーム」の影にある社会の変化を見ていきますと、職場などを中心とした、様々な共同体の中に渦巻く人間関係の不安の増大が垣間見えてきます。
「アドラー心理学」は相当に深い内容ではありますが、ある一面だけ捉えて「自分の好きなように生きて良いんだよ」というような解釈している方々がとても多いように思います。
それで不安から解消されて、人間関係が良好になればそれは受け手として価値があることであり、ある意味「アドラー心理学」が良い意味で影響を与えているのではないでしょうか。
ここでは人間関係をテーマに、「どう気楽に生きるか?」について考えてみたいと思います。人生を難しく考える必要は一切ありません。どうか楽しんで読まれてみて下さいね。
1、自分の常識と他人の常識は違う
まず他人を嫌いになる多くの要素が価値観の違いであったりします。生まれ育った自分の価値観を否定されたり、自分の価値観に合わない行動を拒否することは多々あります。
つまり、自分の中に培われた常識というものが絶対ということが前提にあって、その自分の常識を覆すような言動に、非常に敏感に強い拒絶反応を示すことを指しています。
以前に「結婚生活に失敗しない5つのポイント」にも書きましたが、この自分の常識を相手に押し付けるという行為は、まず傲慢な自分本位であることだとどうか悟りましょう。
つまり自分の常識と他人の常識は違うんだという、基本的思考転換をすることから、まず相手を理解することを学ぶのです。そう相手は自分とは全く考え方が違う生き物なんです。
この事だけ理解してしまえば、もう余計な気苦労もしなくて済みますし、常識はずれな相手の行動も気にならなくなります。このようにまずは相手の常識を受け流してしまいましょう。
2、自分と他人の比較ほど無意味なことはない
人間とはとかく他者との比較が好きな生き物です。隣の芝生は青く見えるではありませんが、自分は他人と比べてどのレベルか?、自分は他人と比べて劣っていないか?、などです。
あの有名なスマップの曲に「世界に一つだけの花」というものがありますが、素晴らしい詩だなと感じたことを覚えています。そう本当に皆んなはオンリーワンな存在だからです。
誰がいくら稼いでいようが、どんな暮らしをしていようが、それがあなた様にどんな影響を与えるのでしょう?、あなた様にはあなた様しか出来ない人生が必ずあるはずです。
それをわざわざ同じ土俵に上がっては、やれ、ここは優れてるとか、やれ、ここは劣っているなどと一喜一憂しているのは、本当にもったいないことだと思うんです。
自分は自分、他人は他人です。自分が幸せならばそれでいいんです。自分の幸せのために一生懸命生きればこんなに尊いことはありません。くだらぬ比較ほど無意味なことは無いんです。
3、今日、何回笑いました?
ちなみに今日、何回笑いました?、こう質問されていかがでしょうか?、笑う門には福来たるという言葉があるように、人間の人生とはいかに笑ったもん勝ちかなんです。
でも殆どの方々が難しい顔をして、不平不満を口に出しては「無いもの」にフォーカスをしてマイナス思考になっています。無いものではなく有るものにフォーカスしましょうよ。
今有るものにだって、楽しいことはたくさんあるものです。それで笑っちゃうことだってたくさんあるのです。せっかくの人生ですから思いっきり笑いましょうよ。
笑顔ほど美しい人相はありません。チョットした些細なことに感動したり、感謝したり、笑顔になったりを意識的にすれば、間違いなく人生が変わることを約束します。
どうか負のスパイラルから正のスパイラルに変更しましょう。今日、何回笑ったかも数えきれないほど笑っちゃいましょう。そうすればあなた様の人生は満ち足りたものになりますから。
4、プラス思考こそ幸せ思考
実はこんな私も昔はマイナス思考な人間でした。何をするにもすぐに悪いことばかりが頭をよぎり、結局はやらなかったり、先延ばしにしてはタイミングを逃したりといろいろでした。
でも、ある日そんなマイナス思考から抜け出すことを決断したんです。「ダメならダメで結構、まずはとっととやっちゃえ、あとは野となれ山となれ」と思考や行動を転換したのです。
で、どうなったかと言いますと物凄く行動的になって、人生が楽しくなってきたんです。楽しくなるから笑顔も増えるし、くだらない他人とに比較も一切無くなりました。
本当にプラス思考こそ幸せ思考だと断言出来ます。もし今の人生に行き詰まって苦しんでいるのであれば、どうぞ開き直ってみて下さい。そう「だからどうした!」とです。
自分の全てを許しましょうよ。自分を責めてばかりじゃ自分がかわいそうです。だって自分を一番理解して褒められるのは自分だけなんです。「私は最高だ!」と堂々と叫んで生きましょう。
感謝
下村しげお