「失敗は成功のもと」とよく言われていますが、人間というものはこの失敗を異様に恐れて、行動に移せない方々が多い事に気付きます。
失敗があって初めて成功という果実が得られる事も知らずに、たった一回の失敗で挫けてしまう、また諦めてしまいがちです。これは本当にもったいない事だとつくづく感じています。逆に失敗のない成功などはありませんし、失敗から学ぶ事は山ほどあるのです。だから人は成長していくものだと私は思います。
失敗をすると凹んでしまう方がいますが、私は「良かったね」と言います。何故ならその失敗で一歩前に進んだ事を知っているからです。失敗から事業を大きくした方はたくさんいますし、失敗の無い人生などあり得ないのです。失敗しないとは「何もしていない」と同様です。
そんな人生は気の抜けたコーラみたいなものです。人生は失敗の連続です。怒鳴られ、叱られ、蹴飛ばされて人は成長する生き物だからです。
最初から完璧な人間なんてこの世にはいません。みんな不完全なんです。だから何か行動に移そうとすると失敗します。これは極々当然の事です。そんな事でいちいち落ちんでいたら、この人生という荒波に揉まれてしまうでしょう。そう失敗は成功のもとだと、本日から割り切ってしまいましょう。失敗は宝物です。
そこには多くの成功への道標が隠されているのです。失敗して一文無しになろうが、失敗して大切な会社を倒産させようが、またその失敗を教訓としてやり直せばいいだけの事です。
このように書いている私も人生失敗の連続でした。倒産から始まり、一文無し、また這い上がったかと思ったらまた倒産、そして稼いでいたお金を数千万も騙し取られどん底人生を味わいました。でもそこで学んだ事は、倒産する会社とはどのようなものか?、お金の無い生活とはどのようなものか?、お金の大切さ、また欲をかくと騙される現実社会の有り様・・・それはそれは様々な事を学びましたね。
このブログをよく読まれる方の中に、「この下村のブログは面白いな」と思って下さる方がいるのであれば、それは私が失敗の連続人生だったからです。 あのエジソンが白熱電球を発明しようと1万回の実験を繰り返したという話しは有名ですね。ある日、また失敗したエジソンに記者が「また失敗ですね?」と嫌味を言ったところ、それを聴いたエジソンは「この素材では上手くいかない事が分かった事は成功だ!」と言い返したそうです。まさしく偉人であるエジソンらしい言葉です。
でもこれは強がりで言った訳ではなく、本当にそう思っているからこそ、その言葉が出たのでしょう。まさしく失敗は成功のもとそのものです。今の成功者と言われている方々全てがこの失敗は成功のもとを実践しているのです。 ですからドンドン失敗して下さい。それでいいんです。
まさに失敗は成功のもとなんですから。ただし意味のある失敗と、無駄な失敗がある事だけはここで知っておきましょう。要は何で失敗したかを勉強しない失敗です。行き当たりバッタリに行動する人間にありがちな失敗ですね。失敗は学ぶ為にあります。何も学ばない失敗は、また同じ失敗を繰り返します。そしてその負の連鎖から抜け切れずに挫折してしまうのです。
そのような方ほど失敗を周りのせいにします。社会が悪い!、環境が悪い!、タイミングが悪い、他人が悪い!・・いくらでも出てきます。
この癖を持っていると失敗から何も学ぶ事なく、常にネガティブな思考になっていきます。そして最後は「やっぱりダメだった」となるのです。このような方は驚くほど多くいますし、私もそのような方々を多く見てきました。本当に勿体無いと思います。こんな方に的確なアドバイスを与える人が付いていればな・・と。
その逆に失敗を自分自身の反省と捉え、次の行動に活かしている人がいる事も事実です。まさに失敗は成功のもとを実践している方ですね。このような方は失敗をポジティヴに思考し、同じ失敗を繰り返す事はありません。何度失敗しようとも、それをバネに変えて自分の人生を変えていって行きます。
これこそ成功者資質であり、人生を謳歌している方と言えるでしょう。ですからそのような方と少しでも話していると分かります。お金を持っているとか、成功者かどうかなど聴かなくても相手には通じるものです。 さて、今回は「失敗は成功のもと」をテーマにこのブログを書いてみました。
本当にこの一回限りの人生を楽しんで頂きたいと私も心よりタイピングしています。失敗は大歓迎です。
そしてその失敗から学ぶのです。得るのです。それが失敗というものなのですから。どうか失敗を恐れずに、失敗を味方に付けるぐらいの意識を持っていて下さい。失敗こそかけがえのない宝物なのです。どんな机上の空論よりも自分自身を高めてくれる先生みたいなものなのです。
今回は最後に私の好きな言葉で締めたいと思います。私の大好きな言葉で、私自身何度もこの言葉に励まされました。
それでは、
「神様はアナタにプレゼントを贈る時に、それを問題の中に包み込む」
感謝
下村しげお
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