長い人生での取捨選択を間違えないために、あなたはどんなことに気をつければいいと思っていますか?
その前にまず「取捨選択って何?」となると思いますが、つまり「自分にとって不必要なものを捨て、必要なものを選び取ること」を取捨選択と言います。 そうなりますと人生はこの取捨選択の繰り返しと言えるでしょう。
人生の良し悪しというのは、この「取捨選択」の結果であり、何を取って何を捨てるかという行動こそ、人生を左右する大きな選択になるのです。ネットでの「捨てないと取れないことがあり、捨てると取れるものがある」という言葉は他の方の言葉ですが的を得ていますね。 この情報化社会においては、溢れんばかりの情報が毎日のように入ってきます。それをいちいち貯めこんでいては、重要な情報が入り込むスペースが無くなってしまいます。ですからこの「捨てる」作業はとても大切です。
よく捨てられない性格の方の机の上が、書類でいっぱいになっているのを見たことがあるでしょう。得てして、このような方は仕事が出来ない方です。優先順位を決めて書類を捨てられない(整理整頓出来ない)方は、重要な案件も見逃す機会が増えることが統計的に分かっているのです。またパソコンを見るとよく分かります。デスクトップにアイコンをこれでもかって並べている方も同様ですね。
人生での取捨選択を間違えないためには、まず何が自分にとって必要な情報か、そうでない情報かを理解する必要があります。それを理解していないと必要な情報を捨ててしまい、不必要な情報ばかりを取ってしまうことに成りかねません。それでは仕事がスムーズにいくはずはありません。
この取捨選択の判断は人生においてとても大切ですから、どうかまずは取るために捨てる勇気を持つべきでしょう。そして「情報管理を理解すること=人生での取捨選択を間違えないこと」に通じていることを知りましょう。それだけでもこの人生での取捨選択を間違えない手段になりますから。
この「人生での取捨選択」については、人それぞれです。同じ情報でも、取る人間もいれば捨てる人間もいます。もちろん業種によっても様々であることは当然ですが、一般論としてこの差は「快適と苦痛の法則」の基づいているケースが多いのです。 つまりは自分が快適と思うものを選択し、自分が苦痛だと感じるものを捨てるというものです。これを読まれて思い当たる節がある方も多いのではないでしょうか?、とかく殆どの方の取捨選択はこの「快適と苦痛の法則」に基づいているのです。この快適と苦痛の感じ方は人それぞれです。そしてそれは今まで育った環境によるものが殆どなのです。
ここで一つの「今までの人生での取捨選択」が合っていたのか、間違っていたのかの物差しがあります。 それは今の人生に満足しているか?、ということです。もしアナタが今の人生の満足しているのであれば、今までの「人生での取捨選択」が間違っていなかった証明です。とても素晴らしいことです。しかしその逆もあります。そう、今の生活の満足していない方々です。このような方々は過去の「人生での取捨選択」が間違っていたことになるのです。
ではそのような方々はどうすればいいのか?、はい、この「快適と苦痛の法則」を根本的に見直す、修正する必要があるということです。
要はアナタが快適だと思って取ることを選択したものが、実際はアナタにとってまったく不必要なものであったということ、そして苦痛だと思って捨てることを選択してきたものが、実際はアナタにとって本当は必要だったということです。ですから今までの環境を見つめ直し、そしてこの「快適と苦痛の法則」の見直しをするべきでしょう。
人生を変えるためには、この作業は絶対的に必要なことで、私の生徒にも同じように課題を与えることはよくあることです。「今まで生きてきたことをそう簡単には変えられないよ!」という方もいらっしゃるかと思いますが、ここを乗り越えない限り、アナタの人生は好転はしないでしょう。確かに簡単なことではありませんが、ここはやらなければ何も変わりません。
人生には二通りあります。自分を変えて人生を成功へと導く人、あるいは自分を諦めて今まで通りの人生に甘んじてしまう人です。さてアナタはどちらを選択しますか?、まさしくこれも「人生での取捨選択」の一つですね。この例は今回のテーマにとって非常に重要な例ですからよく思考してみましょう。
この人生にはみんな平等にこの「人生での取捨選択の自由」があります。誰からも強制されないある意味本当の自由です。でもその選択こそが未来の自分自身の人生に大きく関わってくるのですから、そこは慎重にしなければいけません。そう「刺激に対する反応は自由なのです」。
人生での取捨選択を間違えないためには、自分の未来がどうあるべきか?、を知る必要があります。自分の未来とは自分の過去からのプレゼントです。ですから今の「人生での取捨選択」は、未来の自分のあり方の選択でもある訳です。
そうなりますと、未来の自分を変えるためには、今の自分を変える必要があるのです。でなければ未来のアナタも今と同じ環境にいることになり、その不満は解消されることはありません。人生での取捨選択を間違えないためには、自らの未来を変えるという決意の基に成り立つのです。
どうか人生での取捨選択を間違えないよう、未来のあるべき自分を取り戻して欲しいと思います。
感謝
下村しげお
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