本物の成功者って本当に感謝する習慣を大切にしているものです。感謝することが人生において最高の幸せだと知っているからです。まさに「 感謝する者=成功者」と断言出来ます。
人間は一人で生きている訳ではありません。いろいろな物や人に支えられて生かされているのです。それに感謝出来ないことは、完全なる貧乏性であってそこに成功はありません。
このことに気づかずに生きている方々は非常に多いものです。それは、自然の恩恵や人の善意を当たり前のように捉えては「自分が生きている」と勝手に傲慢になっている方々です。
自分の感情に押し流されては、それを他人に押し付けて満足していては、そこに成功などあり得ないのです。今ここで気づきましょう。自分自身を見つめ直す時間を作るのです。
今回のこのブログを読み終わりましたら、必ず自問自答してみて下さい。自分は生かされていることに心より認知して、そしてその全ての対象に対して感謝しているかどうか?、をです。
感謝するって、最初はとても勇気がいることなんです。だからこそそれを習慣化することが大事なんです。真の成功者が持っているこの感謝する習慣について少し学んでいきましょう。
1、私利私欲とは?
私利私欲には「悪の私利私欲」と「善の私利私欲」があります。悪意の私利私欲とは言うまでもなく「自分さえ良ければ他人はどうなってもいい」という自分本位なことを指します。
では悪意でない私利私欲とはどのようなものでしょうか?、それはつまり自分の目先のことばかりが優先されてしまい、周囲への気遣いや配慮に欠けてしまう状態を指すのです。
それって空気が読めない、自分オンリーな状態で、被害妄想的なネガティブイメージです。「怒り」や「不安」や「焦り」や「嫉妬」や「恐怖」などはすべて私利私欲です。
意外とこのような悪意のない私利私欲って、自分では気がつかないものですが、でもこれはとても重要なことでいくら成功しても必ずゼロに戻ってしまうほどのパワーがあります。
大事なのは、自分の感情ではありません、そこではないんです。心を開いて、そこではない、それとは相対する部分に是非とも視点を向けてみてください。そう「感謝」の心です。
それは謙虚さでもあります。そしてそれは相手を思いやる心でもあります。その心は私利私欲と相反するところに存在します。このことを理解出来た時に人は幸せを感じるものなのです。
2、成功の黄金律
「成功の黄金律」という言葉は、あのナポレオン・ヒル博士の著書「思考は現実化する」に書かれているもので「自分がして欲しいことは、まず他人にしてあげる」というものです。
「自分がして欲しいことは、まず他人にしてあげる」って、まずは他人の存在に感謝する心が無ければ出来ないことです。そしてそのような感謝の心が相手に通じて成功へと通じるのです。
謙虚に、そして素直に相手のことを思って行動することこそ、ビジネスの世界においても必須なことであり、人生における幸せを感じられる大きな要因です。まさに成功原則なんです。
感謝する習慣が無い方は、まずは自分中心の思考から抜けきれずに、チョット気に入らないことや、自分の思い通りにならないことがあると感情的になっては責任を押し付けます。
このような方って周りを見回すと結構いるものです。そしてまずは嫌われ者ではないでしょうか?、嫌われ者に本物の成功者はいません。これって当たり前のことだと思いませんか?
他人のために、自分のことはさて置いて考える習慣が、如何に成功には必要なことだとお分かり頂けますでしょうか?、この成功の黄金律は、是非とも実践して頂きたいところです。
3、感謝が人を動かす
D・カーネギー氏の「人を動かす」という本を読まれたことがあるかと思いますが、あの本の本質こそ思いやる、与える心であり、私利私欲を捨て去った、まさに成功の黄金律そのものです。
人間が動かされる時って、その相手に尊敬の念を持っている時です。自分のことを思って下さる謙虚で素直な気持ちが通じて「この人ならば」とその判断基準を相手に合わせるのです。
これって普通のことではないですか?、当たり前のことではないですか?、でもその普通、当たり前のことが出来ずに、上手くいかないことを環境や他人のせいにして納得しているのです。
これではいくら努力しても本物の成功者になれるはずがありません。成功者の元で人が動いてくれるのは、その成功者が自分のことを思ってくれるからであり、感謝してくれるからです。
そんな思いが人を動かすのであり、権力やお金でもの言わすなんて最低そのものです。昨今の教育方針では体罰が禁止になっていますが、教育そのものにお互いの感謝のカケラも無い証拠です。
感謝こそ人を動かす最大の要素であり、人が動けばそこに成功が待っているのです。この原則をどうかここで知って頂き、今日からの成功への道のりを邁進して行って欲しいと願います。
感謝
下村しげお