【孫正義氏の性格】
孫正義氏が19歳の時に立てた有名な50年計画目標が下記となります。
◆20代で名乗りを上げ
◆30代で軍資金を最低で1,000億円貯め
◆40代で一勝負し
◆50代で事業を完成させ
◆60代で事業を後継者に引き継ぐ
既に10代の頃から起業を目指していた孫正義氏は見事にこの目標を現実化していきます。
孫正義氏のこの思考、そして性格はいったいどこからくるものなのでしょうか?
孫正義氏は、1957年8月11日に佐賀県鳥栖市に生まれます。
祖父は故郷韓国から18才で日本に渡り、炭坑労働者をやっていました。そして小作農として鳥栖に住み着きます。
そして孫の父は、中学卒業後、行商をはじめ、次男正義氏が生まれたころには、喫茶店、レストラン、パチンコ屋を事業展開していました。
正義氏は小学校の成績はクラスでいつも一番で、当時から織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などの戦国武将の本や、坂本竜馬などの本を読むのが好きで、「人生は闘争だ」と考えるようになっていきます。
何事にも熱狂的に熱中する性格で、そのころサッカーに熱中していた正義は足腰を鍛えるためと、鉄下駄を買ってもらうほどだったと言われています。
この子供時代に孫正義氏の性格の土台は築かれていたのではないでしょうか?、そう人生は闘争、そして勝つためのその思考力・行動力こそ孫正義氏を支える力となったと感じています。
特に祖父や父親の影響は大きかったに違いありません。異国に来て苦労した祖父と、そこから事業展開をしていった父親の背中を見て、孫正義氏の「人生は闘争」という言葉が生まれてきたような気がします。
孫正義氏の成功ぶりは殆どの方々がご存知だと思いますのが、その孫正義氏の性格が子供時代から育成されていたということはあまり知られていないでしょう。
負けず嫌い、そして負けないための緻密な計画、それに伴った行動力、またどんな困難もチャンスと変えてしまう根性こそが、今の孫正義氏を作ったと言っても過言ではないでしょう。
そんな孫正義氏の破天荒的な負けず嫌い、そして半端ない向上心が垣間見えるエピソードが残っています。それがサンフランシスコのセラモンテ高校で校長に掛け合い一気にカリフォルニア大学に見事入学しまったことでもよく分かります。
そして大学在学中にアルバイトでは稼げないと、一日一つの発明を課して、それがやがて音声装置付きの多国語翻訳機の試作機を完成させます。それがシャープに1億円で買い取られました。
そしてそれを資本に次々に事業への道に進んでいくのですが、この貪欲なまでの向上心、そして緻密な計画と行動力こそ、孫正義氏の性格そのものです。
そう人生の闘争に容赦なく勝ち続け、そしてそれを繋げることを喜びとする。
まさしく孫正義氏の性格は、成功者が持つべき性格そのものであり、そしてそれに奢らずに謙虚に冷静に対応する姿勢は、驚嘆に値するものだと私は思っております。
【ビルゲイツ氏の読書量】
ビルゲイツ氏など、大富豪の読書量は、年収300万円の人の38倍と言われています。それほどまでにビルゲイツ氏のような成功者といわれる方々の読書量には半端ないものがあるのです。
ビルゲイツ氏はどんなに忙しくても1日30分以上本を読むのに対して、年収300万円前後の方々で1日30分以上本を読む方々はたったの2%しかいなかったようです。
「様々な本を読む=知識の豊かさ=知力の向上=戦略家」
と私は認識しているのですが、知識の豊富さこそが様々な事業ヒントを作り出し、問題解決の糸口にもなり、またコミュニケーション能力の向上にも繋がるのです。
またビルゲイツ氏曰く、どんな本を読んでいるかが重要である・・というように、その読む本の種類にも、成功者としての資質が問われているようです。ただ読書量を増やせばいいという問題ではありません。
ここでビルゲイツ氏が数ある中で、お勧めする本を3冊ほど挙げてみてみましょう。まず日頃皆様が読まれているようなハウツー本ではないことだけが確かです。
よくある「億万長者になる方法」などの安易な本は全く出て来ません。日本でよく読まれるような簡単成功のハウツー愚本は一冊もありません。それでは・・・
◆1: 人と企業はどこで間違えるのか?—成功と失敗の本質を探る「10の物語」: ジョン・ブルックス
この本は、1991年にまだ出会って間もないウォーレン・バフェットから読んでおくようにと薦められたもので、それから25年近くを経た今でもゲイツは「これまでで最高のビジネス書だ」と手放しで称賛しています。大きな組織の作り方や正しいスキルを持つ人材の雇用、顧客からのフィードバックに耳を傾けることなど、ビジネスの基礎について書かれているとのこと。
◆2: The Bully Pulpit: ドリス・カーンズ・グッドウィン
歴史家のドリス・カーンズ・グッドウィンによるこの書籍では、アメリカ合衆国第26代大統領セオドア・ルーズベルトと第27代大統領ウィリアム・タフトの経歴をもとに、ゲイツが関心を寄せるという「社会はどのようにして変化するのか」というテーマについて書かれているとのこと。社会を変えるのは精神的指導力を持つ人物の力によるものなのか、それとも別の土台となるファクターによるものなのか、両大統領のエピソードを交えながら解説。
◆3: On Immunity: ユーラ・ビス
エッセイストのユーラ・ビスが書いた「On Immunity」は文学分析や心理学、科学の力を借りて、アメリカに広がるワクチンについての誤解を解き明かす内容。著者のビスがこの書籍を記したのは学術的な目的ではなく、自らが母親となったことによるもの。ゲイツは「新しく親になる夫婦にうってつけの本」と紹介しています。(http://gigazine.net/news/20150326-6-books-bill-gates-recommended/引用)
如何でしたでしょうか?
これらはほんの僅かなものでしかありません。ただこれらを見てもビルゲイツ氏の趣向が一般の方々とは全く違っていることに気づかれるかと思います。
まず安易な一般ウケするようなものではなく、その全てが真髄に迫ったものばかり、また多岐に渡ったものだということです。
本を読むことで、ビルゲイツ氏は先の出来事を予測し、そしてそれらに対してどう対応すべきかを察知しているかのように感じます。
でなければ、マイクロソフト社が今のような繁栄を継続出来るはずがないのです。確かにネットの世界では一発屋成功者はたくさいいます。
でもそれを継続し、そして発展させていくということは、並大抵な努力では決して出来ません。その為にも「知識・教養武装」は間違いなく必要なのです。
本日は孫正義氏の性格、そしてビルゲイツ氏の読書量をテーマにして、成功するために、自分自身の何が足りないのか?をじっくり学ぶことに徹しましょう。
まぐれでは成功者には成れません。成功者と言われる方々は間違いなく成功者たる努力と行動、そしてその思考が隠されています。
是非とも本日は、この孫正義氏とビルゲイツ氏のことをジックリ見つめ直して頂き、今日からの行動に生かして頂きたいと祈っております。
感謝
下村しげお