さて4月1日に新元号が「令和」と決まりましたね。
私は素直に綺麗な言葉だと思っています。まさに「平成」という時代から「令和」という時代の幕開けです。気持ちを良い意味で切り替えて5月1日の新しい時代を迎えましょう。
さてそんな4月1日から、新しい人生を歩みだした新入社員の姿を街でチラホラと見かけるようになりましたね。本当にその初々しさに見ている私も何かワクワク感が溢れます。
私が新入社員だった35年前と時代は変われど、その高ぶる気持ちに変わりはありません。皆さま、これから始まる「仕事」という戦場で思う存分自己を発揮して欲しいと願います。
ただ毎年毎年、この時期からまだ一年もしないうちに十五%の方々が離職するという統計結果が出ております。三年のスパンで見ますと何と三分の一の方々が離職するそうです。
これが多いのか少ないのかは何とも言えませんが、「新しい環境に慣れない」「人間関係の喪失感」「入社する前に描いていた理想と現実のギャップ」などがその要因のようですが、
その要因が本当であれば、こんなに勿体ないことはありません。こう言う私も何度も離職しましたが、その度に成長していったのを覚えています。そう、逃げるだけではいけません。
離職の要因が前述のようなものであれば、それはどこの会社でも起こり得ます。つまり逃げれば逃げるほどそのマイナス要因は皆さまを追いかけてきては苦しめることを知るべきです。
であれば今の新鮮な気持ちを、どうか自分の成長のために使って欲しいと願っております。今の会社が順調に成り立っている以上、そこには必要とされる成功のヒントがあるからです。
どうかそんな「成功のヒント」を見出して自分自身の成長の糧にして下さい。会社とは人生を捧げるものではなく、利用するものだと私は思っています。そう受け身ではないのです。
もう終身雇用の時代はとっくに終わっています。会社の犠牲になるのではなく会社から成功のエキスを吸い取って、次のステップにするという姿勢の方がいいのではないでしょうか?
そのぐらいの良い加減で仕事と向き合えば、前述のようなマイナス要因に縛られることはありません。全ては勉強です。反面教師という言葉があるように悪もまた然りなのです。
この20代という時期はこれからの人生において重要な時間です。今の会社の事業をより進化させることもありですし、本当の自分に気づいて新しい事業に転換するのも当然ありです。
とにかく失敗を恐れず、自分の人生における方向性を見出す最高の時間と捉えましょう。前述の考える必要のないことに振り回されないで、自立のための準備期間とするのです。
今の成功者の殆どがこの20代で自分の目標を定めて、そのための準備をしています。もっと言えばこの20代をどう過ごしたかで、それからの人生が決まると言っても過言ではありません。
逆にこの20代で怠けていると、30代40代で「こんなはずじゃなかった」という後悔の念の襲われることになります。この20代こそ成功への大きな第一歩だと認識するべきでしょう。
であれば毎日毎日が勝負です。自分の目標を、もっと言えば人生の目的を見出すためにも、若さゆえの思いっきりの良さを惜しみもなく展開することをお勧めします。
皆さまの可能性はそれはそれは宇宙のように広がっているのです。それを現実のものにするのか?ただの綺麗事にするのかは自分自身にかかっているのです。そう誰もがです。
私も今まで多くの20代の方々と話してきましたが、「下村しげお」と話したいと言って、それを実際に行動に移す20代の若者の目はキラキラ光って見えますから面白いものです。
繰り返しますがこの新入社員の時期というのは、あっという間に過ぎ去ります。だからこそ日々を大切にして欲しいのです。時間を戻すことは絶対に出来ないからです。
人間、一人一人大きな可能性を持っています。短所に嘆くのではなく、長所を思いっきり伸ばしていきましょう。そしてそれが出来るのは皆さま一人一人しかいないのです。
学生時代のように、先生から、親から、何かを与えられる時期は終わりました。
まさにこの社会では自立が求められます。どうかそんな気構えを持って未来を見据えて欲しいのです。
時に苦しい時もあります。悲しくて涙を流すこともあるでしょう。でもそんな汗や涙が必ず次のステップになることを私は知っています。だから決して怯えることはありません。
さあ、胸を堂々と張って前を向いて歩んで行きましょう。どんな壁も崖も、みんな成長の糧となるのです。どんな経験でも経験ほど強いものがないことを是非とも知っておいて下さい。
この国は自由な国です。誰も皆さまのやりたい生き方を止めることは出来ません。それを止める悪魔は自分自身だけです。だからこそ自分を律して強くならなければいけません。
人生は一回きりです。どうか今の初々しい気持ちを忘れずにこれから始まる人生を最高のものにしましょう。皆さまが幸せになることが社会に貢献することだと知っておいて下さい。
今まで育てて下さったご両親さまに感謝して、どうか笑顔でこの社会という荒波を乗りきりましょう。そんな仕事が出来ることを有難いと思い、どうか謙虚な気持ちで臨んで下さい。
「令和時代」最初の新入社員の方々へ
今回のこのブログは波乱万丈な人生を歩んできた私からのプレゼントです。どうか良い意味で捉えて、今から始まる最高の人生のスタートダッシュに活かして頂けましたら幸いです。
感謝
下村しげお