その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか。
私たち夫婦は誓いました。
ですから死ぬまで寄り添って生きるでしょう。今でも妻のことを愛しています(もちろん声に出しては言いませんが)し、少しでも時間を作っては一緒にいることが多いですね。
妻には感謝以外の言葉が見つからないほど苦労をかけてきましたが、こんな私に今日まで黙って付いてきてくれたことを、今でも本当に結婚して良かったと思っているんです。
特に私がどん底の時にも愚痴一つ言わずに、後になって知ったことなんですが、自分がどん底環境での変化でストレス性胃潰瘍になってもそれを私には告げずに耐えていたそうです。
別に特別器量が良いわけではありませんが、どんな女性よりも美しいと私は思っていますし、妻だけはどんな大金を積んでも買えない宝物だと、私にとっての成功そのものです。
今もし結婚をしていて上手くいっていないとか、離婚を考えている方がいるのであれば、先ほどの宣言をもう一度思い出して下さい。そしてもう一回だけ考えて欲しいのです。
今回は私のノロケ話しをしようというものではありません。昨今の離婚率の高さに、余りにも簡単に離婚する夫婦を危惧しているからです。夫婦とは紙ペラ一枚の関係では無いのです。
せっかく出会って、愛し合って、結婚式を挙げて一緒になった相手と、たかが「性格の不一致」という訳の分からない理由で別れてしまうのは、チョット違うと思うんです。
もちろん暴力を振るうとか、生活費を家に入れないとか、明らかに一緒にいることが困難な場合は除きます。ただチョットした喧嘩などで夫婦生活を終わりにはして欲しくはありません。
そこで今回は結婚生活に失敗しないポイントを5つにまとめてみました。もちろん私は結婚生活カウンセラーではありませんので、あくまでも私個人の見解となります。
せっかく奇跡的に出会った伴侶です。もっとお互いを尊重しましょうよ。是非とも、これから結婚する方々にも参考になさって頂けましたらこんなに嬉しいことはありません。
1、ゼロからプラス加算する
私にも覚えがありますが、とかく異性を見る時にその外見を重要視しがちです。一目惚れというものですね。女性であれば美人とか可愛いとか、スタイルがいいとかです。
仮にお付き合いをすることになっても、もうその時点で100点なんですね。つまり嫌な点、合わない点が見えなくなり、見ているだけ、一緒にいるだけで満足になっちゃうんです。
しかしいろいろお互いを知るたびに「こんな合わないところがある」などというマイナス面が見えてきて、だんだんと知らぬ間に相手に対して減点方式になってしまいがちなんです。
こうなりますと100点が50点になっただけで不満を覚えます。これが減点方式のいけないところです。0点が50点になるプラス加算方式の50点とは全く意味合いが違ってくるのです。
人間は外見だけではありません。美人も美男も一週間も一緒にいれば慣れます。ですからだんだん好きになるという、プラス加算方式の方が別れに繋がりにくいと私は思います。
2、同じ価値観を求めない
よく「価値観が合わない」という訳の分からないことを言っては離婚する夫婦がいます。どんな価値観を指しているのかはよく分かりませんが、私にしては贅沢そのものです。
というか、価値観が同じである訳が無いのです。何故なら夫婦はあくまでも他人なんです。一緒になるまでの数十年の環境は全く違っているんです。それが同じである訳がありません。
最初のまだラブラブな時は気にならないかも知れません。アバタもエクボな状態ですし、価値観自体も相手に合わせることも容易なんです。愛は盲目とはよく言ったものです。
しかし結婚生活も数年も過ぎれば、アバタもエクボな状態ではなくなります。アバタはアバタと気付くんです。そして今まで合わせていた価値観の違いが大きく膨らむのでしょう。
いいですか?、お互いの価値観が違うのは当たり前なんです。違う価値観を尊重するからこそ良い夫婦関係が保てるのです。同じ価値観を求める贅沢は封印して認め合うことが大事です。
3、お互いを束縛しない
これは何も浮気や不倫を賛成するものではなく、お互いの立場や考えを自分本位に縛らないことを指しています。先ほども書きましたが夫婦と言えども他人だと知りましょう。
元は他人なんですから、自分の所有物のように束縛ばかりしていますと、それは夫婦関係が悪くなるのは当然です。自分の思うようにならないから嫌いというワガママそのものです。
まず相手の立場を尊重すべきです。自分は自分で、相手は相手です。そんな二人が手を合わせて生活していくのが夫婦生活であって、独りよがりに相手を締め付けてはいけません。
お互いを尊重することは本当の優しさです。優しさとは相手を自分本位に愛することではなく、相手の立場に立って物事を考えられることです。それが優しさではないでしょうか?
私の妻も私の事業や遊びに関しては一切何も言いません。また私も妻のやりたいことに反対はしません。それは次のポイントの信頼関係があるからです。そう信じているからです。
4、人間としての信頼関係を築く
あなた様は相手のことを信じていますか?、または疑念を抱いてはいませんか?、夫婦関係とは信頼関係の構築だと思っています。ですから夫婦生活何年とは信頼関係何年と一緒です。
では、どうすればこの信頼関係が築けるのでしょうか?、それが今までの3つのポイントになるのです。プラス加算方式で同じ価値観を求めず、相手を尊重するということです。
その為に夫婦生活には会話があるんです。二人だけの会話こそお互いを知り、お互いを認め、時には喧嘩をしたりしながら感じるんです。良きも悪きも知ることこそが重要です。
一番近い存在だからこそ、そこには信頼関係が無ければいけません。信頼関係さえあればある程度の問題なんてどうでもいいものです。喧嘩してもそれが離婚にはならないのです。
是非とも会話を大切にして下さい。そして相手の意見を尊重してあげて下さい。与えることに喜びを感じるんです。信頼関係はそんな些細なところから育まれるものだからです。
5、相互依存で互いに成長する
相互依存とはお互いを高め合う存在という意味です。夫だけ、妻だけでは出来ないことでも、夫婦一緒であれば出来ることがたくさんあるのです。その一番の例が子供ですよね。
夫婦関係も子供が出来てまた変化していきます。とかく子育てと言って、親から目線で見がちですが、意外と子育てを通してより良き夫婦関係に成長することも多々あるんですよ。
この子育てという行為こそは同じ目標そのものですから。昨今は子供を殺めてしまうバカ親もいますが、普通は一緒に協力しながら、子供の幸せを共有して時間を過ごしていきます。
相互依存とは子供だけではありません。お互いの仕事を通して成長することもあります。私も妻がいたからこそ必死にやって来れたと自負しています。妻様様と言ってもいいでしょう。
夫婦一緒になったことで、お互いの成長を感じることはとても素晴らしい経験です。下らない性格の不一致なんて言葉は、自己本位のワガママから出るものだと知っておいて下さい。
さあ、いろいろ私なりの経験から「結婚生活に失敗しない5つのポイント」を書いて見ましたが如何だったでしょうか?、様々なご意見があるかとは思いますがこれらはあくまでも私見です。
繰り返しますが、どうしても離婚せざるを得ない状況もあるかと思いますので、離婚は絶対ダメというつもりは一切ありません。ただ簡単に離婚を考えるのだけはやめませんか?
今回の5つのポイントの総まとめとしまして、一番大切なことを最後にお伝えしておきます。これこそが何よりも一番大切なことなのかも知れません。生きる上でも大切なことです。
それは・・・
感謝の気持ち
です。
私はこんな私と結婚してくれた妻に感謝しています。
何よりも誰よりも感謝の言葉以外は見つかりません。
どうかこのブログ読んで頂き、少しでも相手を思いやる気持ちを、そして出会った頃の感謝の気持ちを思い出して頂けましたら、私自身こんなに嬉しいことはありません。
そして、これから結婚をする方々には間違った結婚選択しないよう、最高の結婚生活を送れるように祈っております。結婚とは人生の中で本当にかけがえのない経験だからです。
昨今は結婚しない若者が増えているとのことですが、愛する人と一緒に生活を共有して、子孫を残し、お互いが死する日まで添い遂げることほど尊い成功はないと信じているのです。
感謝
下村しげお