起業ブームというか、ホリエモンが有名になって「起業という行為」が身近になってきたような気がします。
それまではやはり立派な会社員になって定年まで勤め上げるというものが、ある意味「常識」ではなかったではないでしょうか。それが起業目的の就職も目立つようになり、「起業したい」という若者が増えてきているようです。
これは素晴らしいことだと思っています。これからの日本社会は大きな転換期を迎えて、会社員だから安心という神話は、完全に崩れ去っています。ですから若いうちから自分の将来を真剣に考えることはとても良いことです。
そんな若者に対するメッセージが、このブログの趣旨でもありますので、そこは是非とも応援させて下さい。
ただやはり起業するというものはハードルが高いようで、なかなか踏み出せない方々も多いのではないでしょうか。
まず起業を成功させるコツは「とっとと起業してしまうこと」なんです。
この行動なくして起業することは不可能ですし、考えてばかりいても何も始まらないのは言うまでもありません。失敗を恐れず、全てが勉強というつもりでチャレンジすることは重要です。
さて本題に入りますが、起業で一番難しいことが、継続させることです。よく一発屋起業家という方々は見かけますが、それを継続させてこそ初めて真の成功者に繋がるのです。
でもその殆どが5年以内にその姿を消していってしまいます。1年から2年が成長期、3年で成熟期、そして4年から5年で衰退期です。まずその殆どが5年以内に消滅してしまうのです。
何故か?、はい、それはいつまでも変化をしないからに他ありません。そして事業の仕組みをキチンと構築していないケースが本当に多いのです。一旦は起業し、ある程度の稼ぎを出したとしても、それに甘んじてしまい、次の一手を打てないでいるのです。それではこのような変化の激しい世の中に付いていけるはずもありません。
常に第三者の目線で、自分の業界、自分の会社形態を把握して、守りではなく攻めの姿勢を忘れてはいけません。自分だけの力ではどうしようもない場合は、プロフェッショナルを利用することも絶対に必要になってきます。社長自らが夜遅くまで、営業から経営まで何もかも行っている一人親方社長をよく見かけますが、それでは毎日の作業に追われて停滞してしまいます。
常に変化し続けなければ、今の時代は厳しいのです。気がついたら最初と全く違った業務形態になっていてもおかしくはありません。それには常に思考を怠ってはいけないのです。常に情報にアンテナを張っていなければいけません。いかに自分が業務そのものから手離れして、次の一手を模索していくかは、とても重要なことです。
今の時代に最も適しているのが「スモールビジネス」でしょう。上場などという図体だけ大きい動きの鈍い会社形態は時代遅れです。常に変化に対応出来るかどうかこそ、この継続させるためには絶対に必要なことです。ここを勘違いしてしまっている方々が非常に多いのです。会社そのものに依存してはいけません。必要とあらば、ヤドカリのように住処を変えるのです。
そしてこのような「スモールビジネス」をいかに多く持つか?、というところに継続のポイントが隠されています。言い換えれば成功者として羽ばたけるかどうかの境目と言ってもいいでしょい。
今の時代は臨機応変に立ち振る舞い、カメレオンのように自分を変えていくことこそ、求められるスキルだと私は思っています。
ですから起業したら、ある一定期間が過ぎた段階で、常に貪欲な情報収集こそが大切になってくるのです。ですから綺麗事や頑固頭は一切捨て去って下さい。今の成功は一時のものだと割り切る覚悟が必要です。
そこからまた新しい事業展開が可能となるのです。新しい風を入れなければ腐ってしまうように、企業もナマモノだということを知っておくべきでしょう。
成功者が成功者と言われるゆえんは、このような思考習慣にあります。ここは是非とも抑えておきたいノウハウなのです。
今現在、起業された方々はどうか今回のブログをよくよく読んでみて下さい。
会社自体に愛着を持つのではなく、どうかその視野を世界に向けてみて下さい。
そして思考することを苦には思わないことです。
成功者とは、常に謙虚に自分の成長のために投資している方をいうのですから!
感謝
下村しげお