因果応報と因果関係

人生について

sponsored link

因果応報という言葉があります。

 

過去の善悪の行為が原因となりその結果として現在に善悪のものごとがもたらされるという意味です。

 

人生は、とても不思議なもので、よい行いをすればよい報いがあり悪い行いをすれば悪い報いがあります。当たり前のように聴こえるかも知れませんがこれが基本です。  

 

因果関係という言葉もあります。

 

これは、2つ以上のものの間に原因と結果の関係があると言い切れる関係を意味しています。

 

例えば、気温が上がるとエアコンの売れ行きは伸びるそうです。気温が上がるという現象が原因で、エアコンが売れるという結果が導かれるわけです。原因と結果が明確です。  

 

人生というものはこの因果応報と因果関係の中で、そう原因と結果の法則の中で暮らしている訳です。

 

もしこのブログを読まれている方々の中で、今の環境に満足していないという方々は、過去に満足出来ないような生き方をして来たからに過ぎません。運が悪いとか、環境が悪いとか、チャンスが無かったという言い訳は全く通用しないのです。全ては自分自身で決定してきた原因が今という結果に結びついているに過ぎないのです。  

 

人間というものは「快適と苦痛の法則」で物事を選択して生きています。これはどのようなことを言うかと言いますと、人間は快適と思えるものを選択し、苦痛と感じるものから逃避するということです。この価値観は人それぞれ違いがあります。ある人が快適だと思うことも、ある人にとっては苦痛に感じるものであったり、ある人が苦痛と感じるものに、ある人は快適だと思うかも知れません。そしてこに選択がこの因果応報と因果関係に通じているのです。  

 

例えば簡単な例を挙げるとしましたら、学校での勉強を快適と思う方もいれば、苦痛と感じる方もいらっしゃいます。快適と思う方はもちろん一生懸命勉強します。そして東大に入学することが出来るのです。また勉強を苦痛と感じる方は勉強には見向きもしません。そうしますと成績は上がらずに三流大学に入学することになります。では東大に入学した方は運が良かったのか?、それは違います。必死に勉強してきたから東大生という価値を得たのです。

 

  つまり今の環境は過去からのプレゼントなのです。ですから今の環境に不満足であるのであれば、それは過去の自分からのプレゼントだと自覚しなければいけません。本当であれば、そんな過去の自分に喝を入れなくてはいけないのです。

 

人間は何か悪いことが起きますと、すぐに周りのせいにする傾向があります。自分の怠慢さを棚に上げてそれが「頭の悪い親から産まれてきたからだ」などという最低な発言になってしまうのです。  

 

私はこのブログで何が言いたいかといいますと、今の環境に満足していないのであれば、それを過去の自分の責任としっかりと捉えて頂きたいということです。まずはそこから始めなければいけません。少しでも他人のせいにしたり、環境のせいにしてはいけません。まさに因果応報と因果関係なのです。このことをジックリと考えて頂き、次のステップに進まなければいけません。ここはとても重要なところですので、しっかりと読んで下さい。  

 

もし、ここで私の言うことが理解出来たのであれば、過去の自分を反省し、今度は未来の自分に最高のプレゼントをするという決断をするのです。未来の自分の環境を決めるのは、過去である今の自分の行動にかかっているのです。どうか未来の自分を愛するのであれば今を変えるのです。そして先ほどの「快適と苦痛の法則」をもう一度しっかりと考えましょう。自分の快適と苦痛の判断基準とは何だったのか?、ここに全ての因果応報と因果関係があります。  

 

ではここで、皆様の快適と苦痛の判断基準を転換させる作業から始めましょう。まず成りたい未来の自分を想像してみて下さい。仮に億万長者としましょうか。では億万長者に成るにはどうすればいいのでしょうか?、まずは億万長者になる為の仕事を選択しなければいけません。どんな仕事であれば自分は快適だと思えるのか?、です。どんな仕事でも秀でれば、必ずそこには億万長者に成れるチャンスはあります。ただその仕事が快適と思えるかどうかの問題です。  

 

そこでその仕事が決まりましたら、丁稚奉公でもいいですからその世界にまずは入り込むことです。綺麗事など言ってはいけません。とにかくスタートラインに立たなければ何も始まらないからです。さあ、その仕事に従事することとなったとして、それはそれは命がけで働くのです。人が嫌がる仕事でも進んで行って下さい。ここでそれを苦痛と感じてはいけません。今まではその苦痛から逃げてきましたが、今の自分は違います。これこそ快適と思い込むのです。  

 

最初は嘘でもいいのです。まずはこの快適と苦痛のサイクルを成功者行動に持っていくのです。成功者は情報を得るために勉強をしたり、知恵を絞ってみたり、何度失敗してもそれが快適なのです。逆に怠惰な生活を本当に苦痛に感じます。皆様もその真似をしてみることが一番です。未来のプレゼントになるのであれば、その苦痛を快適と勘違いしてしまいましょう。その習慣がつけば、ヘビースモーカーで禁煙した方がもう煙草の煙も大嫌いになるようになるのです。  

 

この因果応報と因果関係は仏教用語ですが、本当に奥深い言葉です。そして本当に的を得ている言葉なのです。

 

繰り返しますが、私は仏教徒ではありませんが、本当に素晴らしい言葉を悟った御釈迦様は智慧の持ち主です。御釈迦様はこうした修行を快適と思っていたに違いありません。でなければ王の子供として生まれながら、まるで放浪者にような生き方を選択はしなかったでしょう。「好きこそ物の上手なれ」ですね。  

 

 

感謝

 

下村しげお  

 

 

 

sponsored link