では、ここで「お金の正体」について少し考えてみましょう。
「お金は目的ではなく手段である」
「お金は単なる紙切れであり、本当はその価値観である」
「お金は信用であり、また情報でもある」・・・
諸々いろいろなご意見があります。
もちろん私もこれらの意見に賛成ですし、全くその通りだと思っています。
お金とは元々、物々交換から発生した最も便利な道具の一つです。お金とは単なる紙切れです。そこに国がその価値に約束事(決まり)を設けたことで、「お金」というものの存在意義は見出されたのです。
ですからこの点を掘り下げていくのが、この「お金の正体」を語る意味で普通なのですが、ここでは思い切って違った思考をしてみましょうか。そう「お金」から見たその正体です。まさにどこにも掲載されていない俯瞰したものです。受け取り方次第では非常に危険ですので、そこは、よくよくその真意を汲み取っていただけましたら幸いです。
さてそろそろ下村ワールドにでもいきましょうか。
もしお金に意識があったら・・どうでしょうか?、しかしそのお金には善悪の区別はつきません。自分がどのように使われるかの判断がつかないのです。ただ使ってもらえることに喜びを感じるのみであれば・・・
はい、本気でお金(自分)を欲する方の元に行きたくなるとは思いませんか? それも命がけで自分を欲してくれる方の元へです。ですから本気でお金を掴もうと努力することは絶対に必要ですし、それがお金の意識に通じるのです。誰だって自分を命がけで欲してくれる元に行きたいと思うのは当然のことであって、何ら不思議なことではありません。お金だって同じです。
ですからその得る方法が良い悪いに関係なく、お金を真剣に掴みにかかる人の元に、お金はやってくるのです。このことはいろいろな事柄にも通じていると私は思います。何かが欲しいと思った時に、その欲しいものをどんなことがあっても掴み取る人間には、やはりその何かはやってきます。 中途半端な気持ちで得られるほど甘いものではありません。誰かを蹴散らしてでも掴み取ろうとするその根性こそ、何かを得るためには必要なことなのです。
それが法律に触れることであっても・・です。
もちろんこれは推奨するものではありません。ただ暴力団や悪徳政治家にお金が集まることを想定すればこの理論は間違ってはいません。
誤解しないで欲しいのは、犯罪を犯してでもお金を得なさい!、と言っているのではなく、正々堂々とした行動の上で、このお金を欲する行為は全然間違っていないということなのです。
よく成功者を拝金主義者とかお金の亡者という悪口を言う方がいらっしゃいますが、お金の亡者だったからこそ、そのお金はその方の元に集まって来ているのです。
そしてそのご褒美にそのお金を使って良い暮らしをしているだけのことです。綺麗事ではありません。確かに綺麗事を言うのは簡単ですが、それではお金持ちにはなれないのです。そこの誤解だけはしっかりと理解しておく必要があるかと思うのです。 何度も言いますが、お金には善悪の区別がつかないのです。
例えば、女性を口説く時に(男性でもいいのですが)「俺はアナタのことは好きだけど、汚い手は使いたくないんだ」という男性と、「どんな汚い手を使っても俺はアナタと付き合いたい、それしか俺にはないんだ」という方とどちらを選択しますでしょうか?、本気で考えてみて下さい。
女性の方であれば、私は間違いなく後者を選ぶと思っています。「それ程までに私のことを愛してくれているのね!」と感動するでしょう。まさしくお金も同じです。そこまでして自分を欲してくれていると分かれば、やはりその方の元に行きたくなるのはごくごく当然の心理ですから。
こんなことを書きますと、変な解釈をされてしまいがちですが、敢えてここではこの「お金の正体」について、誰もが口には出さない言い回しで書いてみました。確かに悪いことをして得たお金はいけないことです。誰かを傷つけて得たお金も悪いことです。ただ本当の「お金の正体」とは、そんな綺麗事では済まされない現実があることだけでも知って頂きたかったのです。
綺麗事だけでお金が入ってくるのであれば、世の中全員が善人でお金持ちになっていなければおかしいのです。でも現実は違います。悪人にもお金は廻りますし、逆に正直者ほど貧乏です。そこを説きたかったのです。汚職する政治家にも、企業にもお金は集まってきます。それをしっかりと感じとらなければいけません。
繰り返しますが、確かに私も最初の意見には賛成なのです。ただあの言葉を読んで、本当にお金を欲する方のお役に立つのか?、を考えました。私は今まで、善人なのですがお金に困っている方々を本当に多く見てきました。そんな方々に「お金は目的ではなく手段である」と言えますでしょうか?
その方はとにかくお金が必要なのです。食べるものを買うお金、温かい部屋に住むお金、子供を育てるためのお金、今日中にお金の工面をしなければ倒産してしまう零細企業社長・・・・そんな方は本当に大勢いらっしゃるのです。私はそんな方々に綺麗事で済ませることは、間違っていると思うのです。
この日本の毎年の自殺者3万人近くのうち、70%以上がこの経済的理由で自ら貴重な命を落としているのです。そんな方々に必要なのはウンチクではなく「手元のお金」それだけなのです。これで私がくだらぬ「お金とは信用・・」ではなく「お金とは徹底的に欲するべし」と説いている理由がお分かりになりますでしょうか。
私は当然にこの「お金」にフォーカスを当てるべきだという考え方を持っています。「世の中お金じゃないんだ」という人が私は一番嫌いです。そんな事を言う人間に限ってお金とは縁遠い方々ばかりだからです。そんないい加減な奴らには「腐るほどお金持ちになってからほざけ!」と言いたいです。
こんな私もお金が無かったために家族崩壊まで行った経験があります。本当にお金があれば、お金さえあれば全てが解決するという経験です。真面目に生きてきました。法律も犯すことなく生きてきたのに、このお金のせいで、お金が無いというそれだけのために、この人生が終わってしまうと思った瞬間に、私が「お金の正体」を知ったのです。
ですから今回この「お金の正体」をテーマにしようと思った時に、インターネットでいろいろ調べました。でもその殆どが綺麗事だったのです。これでは答えになっていないと、今回の過激な言葉になった次第です。いいですか?、お金とは生きていくために絶対必要なものです。そしてお金持ちとはそんなお金の気持ちを理解している方です。
「お金の正体」とは・・
1、自分(お金)は心底好きな人の元にいくもの
2、自分(お金)を稼がないことは悪であると知っていること
3、自分(お金)はビジネスにとっては欠かせない血液にようなものだと分かっていること
4、自分(お金)を得るための努力を惜しまないことを理解していること
5、自分(お金)があればすべてが解決する手段だと心得ていること
以上の5つです。
はい、これが本当の「お金の正体」なのです。
誰も語らない「お金の正体」です。
感謝
下村しげお
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