世の中には都合良く使われていることに、あまり深く考えずにそれが「普通」と思っていらっしゃる方々が本当に多いことに驚かされます。
バブル期に「アッシー君」「ミツグ君」なる訳の分からない存在がいましたが、正直当時の私はそんな奴らに呆れてものも言えなかったことを覚えています。
確かにこの社会は使う側と使われる側とに分かれますが、使われる側にももっと未来に対する目的を持って生きて頂きたいと願わずにはいられないのです。
日本人は本当にこのような「都合のいい人」が多いのです。使う側から言えば楽でいいのですが、敢えて私はそのような「都合のいい人」に喝を入れたいのです。
どうか・・・
都合のいい人にだけはなるな!
シッカリと稼げる人となれ!
です。
「稼げる人」という意味は、何もお金の亡者になれと言っているのではありません。またお金に振り回される人のことでもありません。ここはどうか履き違えないで下さい。
「稼げる人」とは「代償を支払ってでも必要とされる人」
のことを指しています。そう今稼げている方々は、この「代償を支払ってでも必要とされる人」なんです。人はその人の能力を欲しているからこそ代償を支払うのです。
先日テレビで見たのですが・・・
予約が取れない整体師という方が出演されていました。予約が15年待ちなんてあるんですから凄いです。この方は間違いなく「代償を支払ってでも必要とされる人」です。
そしてこの整体師の方はメチャメチャ稼いでいます。当然です。診察料も言い値で払って頂ける訳ですし、そんなお客様が15年も埋まっているのですから。
でも当然にその整体師には、ズーッと苦しんでいた腰痛や頭痛や姿勢矯正などの改善という、どんな代償を支払ってでもそれに値する価値を与えられる力がある訳なんです。
世の中の整体師に、これほどの予約が埋まっている方っているでしょうか?
整体師とはその逆に競争も激しく、商売として成り立たずに廃業される方も多い職業です。そんな中で予約が15年待ちで稼いでいるのですから大したものだと思います。
これが稼げる人です。もちろんそこまでの技を磨くには、相当な勉強をしたであろうことは言うまでもありません。陰陽の如く、そこには必ず目に見えない陰の努力があるものです。
しかし「都合のいい人」はこのような地味な努力を嫌い、「時間」という貴重な資産を切り売りしているに過ぎません。ということは時間がある人であれば誰でもいい訳です。
つまり「都合のいい人」とはある意味「いてもいなくてもどうでもいい人」にしか過ぎないんです。つまり代わりはいくらでもいる存在ということです。
「アッシー君」も「ミツグ君」もいくらでも替えがいるのです。「自分を頼っている」「自分しかいない」などと間違った存在意義を感じて誇らしげにしていることが悲しいほどです。
ハッキリ言いましょう。
都合のいい人はいくらでもいるのですよ!
アナタの代わりなどいくらでもいるんですよ!
これが社会の本質です。厳しい言い方かも知れませんが、そんなに世の中は甘くはありません。どうかいい加減もう気がついてもいいんじゃないでしょうか?
もし今のアナタがこの世から突然にいなくなって困る方って何人いるでしょうか?、「情」という曖昧なものではなく、現実論としてアナタの存在だけに依存している方々です。
会社員の方で「私がいなくなったら会社は困るだろう」なんて思っているのであれば、勘違いもいいところです。その方がいなくても会社は普通に動きますから問題ありません。
経営者の方で「自分の会社が無くなったら仕事が回らなくなる会社が出て来るだろう」というのも同じことです。一時は混乱するでしょうが、時間と共に何とかなるものです。
そんなことを言ったらみんなそうじゃないのか?
とお叱りを受けそうですが、
まさしく人としての存在意義を持って、その方以外に時代を変えられない人生を歩んでいる人っていらっしゃるのです。
それが真の成功者です。
確かに「その人でないとどうしようもない」という存在になるまでには、それ相応の実力や努力は言うまでもありません。だから尊いのです。だから価値があるのです。
私のいう「稼げる人」とは替えの効かない、その人でなければいけないということを指してます。そんな人間になりたいとは思いませんか?、まさしく「オンリーワン」です。
スマップのヒット曲である「世界に一つだけの花」の「オンリーワン」とは、私はこのような意味で聴いていましたがあなた様は如何だったでしょうか?
だからこそ替えのきくような都合のいい人にはなるな!
だからこそ誰でもない存在価値を持った稼げる人になれ!
なんです。
この世の中には必要とされる人と、大して必要とされていない人に分かれます。あなた様ならどちらの人に成りたいですか?、どちらの価値を与えられるような人に成りたいですか?
人とは意識していなくても、都合のいい人を見下し利用することを平気でやってしまいます。自分の利益になればそれでいいという悲しい価値観しか持っていない人はたくさんいます。
そんな人に都合よく利用されて、何の利益もなく行動されている人の何と多いことか。どうかそんなマイナスのスパイラルから脱しなければいけません。そのたった一つの方法こそ、
「稼げる人」とは「代償を支払ってでも必要とされる人」
に成ることなんです。もう自分自身の甘えた思考習慣から抜け出しましょう。安易に捧げるだけの偽善は、他人に対して逆に大変失礼だということを知りましょう。
確かに都合のいい人は楽なんです。言われたことをやっていればいいのですから。でも都合のいい人はいつまでたっても都合のいい人のままでしかありません。
だからこそ「稼げる人となれ」なんです。あなた様しか出来ないこと、そしてその価値を与えて正々堂々と稼げる知恵を付けるのです。それが「成功」そのものです。
人から上手く、代償もなく利用されるような情けない生き方はもう止めませんか?
人から上手く、シッカリと代償を得てその価値に感謝されるような人となるのです。
これこそ成功者の人生です。どうか自分の存在意義を確立していきましょう。そして他人から感謝されるほどの価値を与えていきましょう。
私はそれこそが「生きてる価値」だと思っています。
感謝
下村しげお