良き経営者とは?

お金持ちになるための方法

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日本の経営者の数を調べてみますと、法人・個人事業主を含めますと400万人を超えると言われています(もちろんペーパーカンパニーもありますので一概には言えませんが)。

 

これほどの数の経営者がいる中で、一体どんな経営者が良い経営者と言えるのでしょうか?、まあ「良い経営者」の定義を決めななければ判断は難しいですが、一般論として見れば、

 

「会社を継続させていること」

 

が優先して挙げられるでしょう。もちろんこれだけではありませんが、まずは企業体としての形態を維持していなければ論外です。ですから企業を継続する力量は必ず求められます。

 

では企業を継続させる良き経営者として、何が求めらるのかを今回は考えてみたいと思います。これから経営者に成る方々にとって、少しでも参考になれば私も嬉しい限りです。

 

誰もが一度は憧れる経営者という存在の資質は、時代は変われど基本は同じです。成功原則が変わらないのと一緒で、良き経営者は常に下記のような思考行動を取っているものです。

 

それでは・・・

 

 

1、稼げること

 

まずは自分自身で稼げなければ、会社を興すことも出来ません。つまりは経営者には成れないということです。稼ぐ知恵や行動こそ経営者にとって優先される要素に間違いありません。

 

経営者にとっての第一歩はまずは稼ぐことです。綺麗事なんかは一切必要ありません。もちろん法律に触れてはいけませんが、稼ぐことに誰よりも何よりも貪欲になる必要があります。

 

仮に共同経営者がいたとしても、一切の依存はいけません。共同経営で失敗に終わる原因がこのような依存体質です。まずは自立した稼ぐという行為こそが経営者には求められます。

 

過去も現在も良き経営者とは、とにかくよく働きます。ただひたすら稼ぐことを目標にして、自らの力でそれを成し遂げようと一切の妥協は許しません。そんな経験こそが大事なんです。

 

稼ぐこととはある意味そのテンプレートが構築出来れば、後はその繰り返しになります。ですから、このお金を稼ぎだすテンプレートを構築するまでが経営者の最初の仕事になるのです。

 

【重要補足】

 

キャッシュフロー経営、すなわち現金収支に徹することが重要です。いくら売上げが挙がっていても安心してはいけません。現金管理は経営者にとってとても大切な仕事になります。

 

よく「黒字倒産」という言葉を耳にすることがあると思いますが、これはまさしく現金管理、キャッシュフロー経営に失敗した良い例です。稼ぐ=現金化は当然の責務になるのです。

 

 

2、リーダーシップを持っていること

 

仕事が順調に回っていけば、当然に経営者一人では時間管理が難しくなってきます。ここで初めて他人を使う、雇うという形態になっていく訳ですが第三者の存在は簡単ではありません。

 

何故なら第三者はあくまでも他人であり、それぞれの人格を持っています。使ってみたはいいが、雇ってみたはいいが、思い通りの行動に伴わないということも多く起こり得ます。

 

それほど「人を使う」とは簡単なものではありません。だからこそ経営者にとって、自分の思った通りの結果を生み出すために、魅力あるリーダーシップ力が必要になってくるのです。

 

人を使ったことがある方はよくお分りだと思いますが、人間というものは、自分にとても甘い生き物です。まして経営者との共感も信頼も無ければ、時間の無駄遣いを平気で行ないます。

 

それを徹底管理しなければいけません。リーダーシップとは多くの人間を同じ方向に向かわせ、そしてそれを喜びとして共有させる能力だと思います。そこに一切の強制はありません。

 

 

3、ポジティブさを優先出来ること

 

事業を先頭に立って行なう経営者には、いろいろな問題が起こってきます。それは人的なものや金銭的なものなど様々です。何でもいつでも上手くいくほど事業とは甘くはありません。

 

よく反応的な人っていますよね?、事あるごとに喜怒哀楽を顔に出す方々のことです。感情的な性格の方とは気持ちの弱い証拠なんです。弱い犬ほどよく吠えるの例えと全く一緒です。

 

あの横綱稀勢の里が一番気をつけていることが「平常心」という話しは有名です。勝とうが負けようが一切感情を表には見せないことほど、強いことはありません。まさに不動心です。

 

ですから人の上に立つ経営者ほど、常にポジティブでなければいけません。どんなことにも動じずに「必ず上手くいく!」という言動こそが、人を導く大きな要因なのは当然のことです。

 

会社に使われている方々って、このような状況下での経営者の言動をよく見ているものです。そんな時にドーンとポジティブさを見せつけることで、会社内が一体になるものなのです。

 

 

4、時代を俯瞰出来ること

 

時代の流れが激しくなって久しい現在ですが、本当に今流行っているものが古くなるサイクルが早くなっています。昔は10年一昔と言われましたが今では1年一昔と言えるでしょう。

 

その為にも、企業を継続させるための舵取りは経営者にとって必須条件です。2016年(平成28年)の全国企業倒産(負債総額1,000万円以上)は8,446件にものぼる時代です。

 

この数字は負債総額1,000万円以上ですから、零細企業・個人事業主の倒産を含めますとこの数字の数十倍にもなるでしょう。そのぐらい毎年の倒産件数が多いということなんです。

 

これらはまさしく経営者が時代を俯瞰して企業を導く力不足であって、時代の変化に付いて行けなかったのが要因です。これでは良き経営者とは間違いなく言えないでしょう。

 

常に情報にアンテナを張り、時代を俯瞰して舵取り出来なければ、企業を継続させることは困難です。良き経営者とは時代の流れを俯瞰して読み、道を誤らないことが求められるのです。

 

 

5、自立した孤独感を愉しめること

 

経営者とは孤独なものです。これは経営者を経験した方でないと分からないでしょう。まさに決断決断の連続を一人でこなしていかなければいけません。それはそれは重圧なものです。

 

まして従業員などを雇っていますと、その家族の人生も会社に預けているのですから、その責任は重たいものがあります。私が知っている経営者の中にも鬱病になった方もいるほどです。

 

では良き経営者とは、このような孤独をどう生かしているのでしょうか?、それは逆境こそチャンスと愉しんで捉えることです。こうした自立した思考習慣こそ良き経営者思考習慣です。

 

問題を問題と捉えるか、チャンスと捉えるかは自由なんです。そう「刺激に対する反応の自由」そのものですね。良き経営者は様々な経験を積んでトップにいるのですから強いんです。

 

まさに自立した孤独感を愉しめることこそ、良き経営者の条件です。そして的確な判断を下してこそ、企業は成長していくのです。これはレッドオーシャン業界でも同様なんですね。

 

感謝

 

下村しげお

 

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