今を変えれば過去は良くも悪くもなる

人生について

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先日テレビを見ておりましたら、アインシュタインの相対性理論のことをやっていて、光の速さを超えることが出来れば未来へのタイムスリップは可能だということを言っていました。


この相対性理論は私の興味のあるところでしたので、大変興味を持って見させて頂きました。だってタイムスリップなんてドラえもんじゃないですがロマンある話しじゃないですか?


真偽はともかく何百年先には「未来」には行ける時代が来るかも知れません。でもこのテレビでは未来には行けても「過去」は不可能だということです。これは残念な話しですね。


よく私ぐらいのオヤジになりますと、若い時代に戻りたいなんてことをよく口に出します。「あ〜高校生からやり直したいよ」「会社選びからやり直したい」・・なんてことです。


かなり次元は違うとは思いますが、あの経営の神様である松下幸之助氏も全財産を投げ打ってでも若さを取り戻したと言ったとのことです。松下幸之助氏が言うと深いですよね。


それぐらいどちらかと言えば未来より過去にタイムスリップしたい願望の方が強いのではないでしょうか。そう考えますと皆さま何かしらの後悔の中で生活していることになります。


どんな人生を歩んできても、もう一度やり直したいという悔いがあるのですね。「あの時○○すれば良かった」「あの時○○しなければ良かった」なんてものでしょうか。


でも先日のテレビが合っているのであれば「過去」には戻れないとのことです。つまり起こってしまった過去を変えることは出来ないということになってしまいますね。
 


でも、そうでしょうか?
 


過去は変えることは出来ないのでしょうか?
 
 

現在の環境を作り出した過去の経験(出来事)は不変なのでしょうか?
 


さてさて、私はそうは思っていないんです。


まあ、過去には戻れませんが過去を変えることが出来るという話しを今回はしたいと思います。細かく言えば過去に対する意識を変えることが出来ると言った方がいいでしょう。


私のブログに掲載しておりますプロフィールをお読みになった方はもうお分りだと思いますが、私の過去は良かった時ももちろんありますが、本当にどん底で悲惨なものでした。


今では生意気にも「自殺してはいけない」なんてブログを書いておりますが、そんな私もそれに近い経験者なんですよ。まあ詳しいことはプロフィールを宜しかったらご覧下さい。
 
 
当時、私はあまりの惨めさに自暴自棄となり、友人とも会うことを避けていきました。「生きる意味」も見失い、ただただ失敗者として自分自身を追い込んでは責める日々です。


もし今の私が当時の悲惨な人生のままであったら、私の過去はただの暗く悲惨なもので終わっていたことでしょう。まあ現実的にその当時はそれはハンパないほど苦しみましたから。


そんな悲惨な過去を引きずっては自己否定をして、何に対してもマイナスに捉えていても不思議ではありません。「俺なんてダメな人間なんだ」と自己否定で嘆いていたことでしょう。


でも今では、そんな悲惨な過去が笑い話になっているんです。コーチングの際でもセミナーの際でも、よくそんな自分の過去を面白おかしく話しているのですから分からないものです。


またそんな過去を経験したからこそ、同じ痛みを持つ方々の苦しみや悲しみが理解出来ると言っても過言ではありません。自殺を考えるほどの経験ってそんなにありませんからね。


そう私が経験した悲惨な過去が今では私の宝物になっているのです。もっと言えば私のコーチング事業においては無くてはならないものになっているのですからラッキーですよ。
 


ここで私の文章を読み直してみていただけますか?
 


同じ過去の出来事の受け止め方が全く変わっていることに気づかされませんか?
 


人間ですから生きていればいろいろなことが起こります。いろいろな間違いを犯したり、選択ミスで路頭に迷ったり、人を傷つけたり、自分を傷つけたり、それは限りがありません。


そんな過去を人は「やり直したい過去」という負の遺産のように捉えているのですから本当にもったいないことです。だってどんな経験でも選択でもそれが貴重な過去になるのですから。


何を言いたいかと言いますと、、
 


「今を変えれば過去は良くも悪くもなる」ということなんです。
 


もし皆さまが過去に悲惨な経験をしたとして、その失敗をいつまでも引きずり、それを言い訳にして今でももがき苦しい生活をしていたとしたら、その過去は「悪」になります。


逆に皆さまが過去に悲惨な経験をしたとして、でもそれがバネになって今の成功があったとしたらどうでしょう。まさに悲惨な過去があったからこその成功と捉えるのではないですか?


この時、同じ過去の悲惨な経験は「悪」にもなり「善」にもなるのです。それを選択出来るのは自分自身の生き方、考え方次第だということをどうかここで知っておいて欲しいのです。
 
 

究極的に言えば、「過去は変えられるんです!」
 


私がそう言えば皆さまはどのように感じますでしょうか?相変わらず卑屈にその悲惨な過去を引きずり続けますか?それともその悲惨な過去を糧として生まれ変わりますか?


その答えは皆さまの心の中にあります。でも繰り返しハッキリと断言させて頂きますが過去は変えられるんです。それは本で読んだのではなく経験した私が言うのですから本当です。
 


過去にタイムスリップすることは出来ません。
 


過去に起こったことを無かったことにすることも出来ません。
 


でも過去に起こった出来事をどう捉えるかは自由なんです。
 


例え過去の経験が苦しいものであっても、ミジメなものであっても、間違ったものであっても、今が幸せならばその過去はあってしかるべき「大切な経験」へと変わるのです。
 


「今を変えれば過去は良くも悪くもなる」
 


どうか真摯に捉えて頂き、まるでタイムスリップして修正したかのような過去にしましょう。過去は変えられるんです。その答えは「今」にあるということをどうか信じてみて下さい。
 
 
 
そしてその「今」は瞬時に「過去」に変化することを忘れずに!


感謝


下村しげお

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